看護師が総合病院で働くメリット

看護師が総合病院で働くメリットはおおまかに分けて4つあります。まず1つ目には、教育体制が整っており、看護師としてのスキルを高められることが挙げられます。基本的に総合病院は、勉強会や学会への参加なども積極的に行っているところが多いです。加えて、資格取得支援制度が整っている場所も多いため、看護師としてさらなるスキルアップを図ることができます。

また、総合病院には診療科目がいくつもあるため、他の診療科目について学ぶことも可能です。そこで学んだ知識や技術を今の仕事に反映させたり、時には配属先を変更して、本格的にその道へ進んだりすることができるのも、総合病院ならではの魅力と言えるでしょう。

2つ目には、勤務形態がしっかりしていることが挙げられます。個人病院に比べると、やはり総合病院の方がスタッフが多いため、労働環境がしっかりしている傾向があります。職場に配置されている人材が多ければ、その分個人のみで抱える仕事も少なくなり、休みなども取得しやすい傾向にあります。

3つ目には、待遇面の良さがあります。病院にもよりますが、総合病院は、福利厚生が整っている場所が多いです。多くの現場で、医療スタッフが使える割引制度があったり、社内でのイベントで補助がでたりと至れり尽くせりの待遇が敷かれています。病院側が人材を集めるという意味でも、こうした待遇に力を入れている傾向にあります。

そして4つ目は、たくさんの症例と出会えることです。スキルアップを目指している人にとって、これは重要な要素になるでしょう。総合病院には、かかりつけ医から紹介されて来る患者が多く訪れます。もしくは総合病院に名医と呼ばれる医者がいる場合、それを頼って来る患者もいます。そのため、クリニックでは治せないような多くの症例に出会うことができます。実際、あまり知られていない難病に遭遇することもあるでしょう。そんな患者を相手にしているため、現場の看護師にはより高いレベルが求められます。そうした点を考えると、結果的に総合病院にいることは幅広い知識や技術を習得することに繋がり、ハイレベルな看護師に成長することが可能になるといえます。