「自分が助けられた恩返しがしたい」「人の命を助けたい」そんな強い思いを抱き、医療の道を志している方は大勢いるかと思います。そんな方にぜひ意識してほしいのが、幅広く存在する医療の職種を把握するということです。
特に総合病院では複数の職業、そして複数の診療科目が集まっているので自分に合う働き方を知る良いきっかけになります。自分らしい働き方を見つけたいのであれば、ひとまず総合病院で働いてみる選択をしてみるといいかもしれません。
病院の職業の中でも、特に看護師は人材不足が懸念されており、有資格者は全国的に引く手あまたな状態になっています。看護師の仕事は幅広いものですが、どこの診療科で働くとしても医師の診療をサポートし、患者をケアしていくという役割は変わりません。医師の指示に基づき点滴や注射を行ったり、食事、入浴の介助、患者の健康管理、相談や指導など仕事内容を挙げていけばきりがありません。
ただ、そのすべての仕事内容に共通して求められるのがコミュニケーション能力です。さまざまな立場の人と連携し、色々な患者と関わる病院の看護師として活躍すれば、間違いなくコミュニケーション能力は磨かれるでしょう。
看護師の他に、あまりメジャーではない職種の一つに放射線技師という職業があります。放射線技師は放射線検査のプロです。X線検査だけでなくCTやマンモグラフィ、MRI検査も担当します。放射線技師というと男性が多い職業でしたが、近年では女性も多くなってきています。
そんな中、医療業界では女性の放射線技師が必要とされています。その理由として、女性特有の病気に対する治療や検診に女性技師を希望する人が増えている背景があります。このように放射線技師は女性の需要が高いため、医療業界で活躍したい女性は一度検討してみるといいかもしれません。